宮さんが住職のところに持って来られた第1号作品   は、掛軸に桜・カタクリ・いちりん草などが浮かび上がり、クロアゲハが桜にとまっているものでした。これは絵か写真か、そして掛軸にするために相当苦労されたようであるが、絹地に裏打ちされた優雅な作品でありました。これが大和写真の究極の姿でした。
 宮さんは、自然と文化、特に白山とその植物に関しては何冊もの写真集も出されているし、またいろんな本を著されています。写真家であり登山家であり著述家でもあるマルチな才能に溢れた人です。宮さんにして初めて完成した大和写真掛軸であります。
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 円満夏まつりの巨大生花再現には、さっそく写真を何十枚と撮って帰られ、これを大和写真掛軸に仕上げて持って来られました。
 10月の本光寺 報恩講のギャラリーサラ   の寺宝展に合わせ、三幅一対の「古代蓮     」を写した大和写真掛軸を仕上げられました。これらは本光寺にありますので興味のある方は事務所にお申し出下さい。NPO君がご案内いたします。
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 そして、今回の「山の文化館」展示に到るわけです。宮さんの数千点に昇る白山の写真から選りすぐったものを、さらに館長の高田宏氏が春夏秋冬9点ずつ36点を選び、これを大和写真掛軸として展示しています。北斎の「富嶽三十六景」になぞらえて「白山三十六景 」として、この11月から来年7月まで月替わりで4点ずつ計36点が展示されます。また毎週一点ずつ北陸中日新聞で紹介されます。
 ボタニカル・フォトからここに到る宮さんの努力の集大成を、是非一度大聖寺「深田久弥 山の文化館   」へ足を運んで  見に行って下さい。

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