総合案内所から東に入り、坂を越えると芝生広場と舞台が あ ります。東屋や遊具もあり、ここへ来ると「菊」は大喜 びです。北に向かい竹やぶを抜けたところには芝生の丘があ り、滑り台などもあり、こちらも「菊」の大好きな場所で す。
この芝生広場と舞台は、各種イベントの会場によ使われてい ます。周辺の植物には万葉名の名札が下り、その植物が出て くる和歌が立て札に書かれています。これはありがたい事で す。但し時々読み難くなっている名札もありますので、管理 されている方は大変でしょうが修繕をお願いします。
広場から道路沿いに北へ向かうと茅葺の屋根が見えます。 西谷家住宅です。実際に住んでいた住宅を移築保存していま す。江戸時代の山の暮らしが偲ばれます。ここから吉竹堤が 見わたせます。
春は桜、今は水面にカルガモが泳いでいます。堤にかかる 橋のたもとに、水芭蕉の咲く湿地があります。僅かの株数で すが、白いきれいな花を咲かせます。市街地から近くまた低 地で咲くのは珍しいのではないでしょうか。
橋を渡るとサイクリングロードが横切ります。吉竹堤と若 杉堤の間を昔走っていた尾小屋鉄道の線路跡です。バーベ キュー場のあたりに遊園地前と言う駅がありました。NPO君 達が中学生の頃、若杉堤で泳いでいましたが、列車が通るた び大騒ぎして水に潜って隠れたりしていました。勿論随分前 からここは水泳禁止ですし、今思うとこんな危ない汚いとこ ろでよく泳いだものと思います。現在、修理のため水抜きさ れ無残な姿をさらしています。
この堤の周りの山は、四季それぞれに子どもたちの遊び場 でありました。春は焚き木ひろい、夏は水泳、秋はコケ取 り・クリひろい、冬はスキーと懐かしい限りです。(続く)
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