形は変わっても、多分江戸時代から続いているかもしれない親父報恩講 の世話役を務めました。
 このあたりの地区では10月から12月にかけて、お手次のお寺の報恩講、家報恩講(自宅でのお参り)、町内の各種報恩講(年代別とか、地区毎)が催され、この時期どこかで正信偈の声が聞こえる。最近になってようやく小松とは特別な土地だとつくづく思う次第であります。
親父報恩講
 親父報恩講は初老から還暦までの男性を対象に、12月の日曜のお昼、お参りをし、夕方から懇親会をします。対象人数は約180人いるにもかかわらず、お参りは世話人のみ、他は仏教会、老人会の皆さんを合わせて参加30名程度であります。そして懇親会参加者は40人程度で、どちらも少なく困っています。
 親父報恩講2
 若杉町は550戸・1960人位の町です。ここ10年近くで急激に人口が増えました。この町内18班を9人の世話人で案内・出欠・集金・当日お世話をする訳です。当日は世話人の奥さん方にも手伝って貰います。代表世話人は同級生の林先生、NPO君は会計と司会を担当しました。こうやって毎年次の人達に譲って行く訳ですが、懇親会にも出ない人が増え、また行事の意味を理解しない人も増えています。欠席の人はろうそく代として千円を徴収します。この集金でもめる事もあるようで、世話人自体もなる人がいなくなっています。
 親父報恩講3
 しかし、これをやめたら二度と出来なくなるでしょう。若杉町の伝統行事「親父報恩講」、年に一度、親鸞聖人 の御徳を偲び、同世代の懇親の場を持つ事は必要だと思っています。そうは言っても宗教行事でもありますから、難しい所です。また、原住民(元々の町民)が少数派となり、なかなか理解されません。
NPO君は来年招待者のほうに座り、親父報恩講の卒業となります。来年はまだ大丈夫でしょう。

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