ガソリンを気にしながら、田烏 という集落まで走ります。蓮如上人が吉崎から舟で出られて、ここに上がったのではという話もあります。小浜市の西津 と言う所だと言う人も居る。またその時、時化に合い、揺れる舟の中で書かれた「舟路の名号」というのもここから少し離れた熊川の得法寺と言うところにあるそうです。若狭小浜
 
 その田烏が上陸地であることを伝える鐘があるのではと、あるお寺を訪ねて車を走らせた。お寺はあったが、地元のおばあさんが境内の掃除をされており、「詳しい事は知らない」という返事です。また、海岸沿いの道は大型バスでは怖い事もありますので、ここも候補からはずします。
 若狭小浜
 岬に沿いには戻らずにガソリンスタンドのある上中町を目指します。ようやくスタンドを見つけ、燃料補給しホッとしました。時間もそろそろで、もう一軒の予定先はあきらめて国道27号線を敦賀方面に戻ります。やはり若狭路は遠い。出発時間をいつもより早めたほうが良いと意見が一致しました。
 
 敦賀でも、木の芽峠 による予定でしたが、真っ直ぐ帰ることにします。ここは御影道中で、御影を人の方に背負って峠を越える難所であります。ここを自分の目で見てみたいけれど、今日はあきらめましょう。わかさ

 江野さんはもう一度小浜へ調べに来るとのことです。NPO君も嫁とドライブがてらもう一度天気の良い日に来る事にします。小浜は少し遠いが景色も食べ物も最高ですから。
5時少し前に、本光寺に帰り着きました。                
                                       以上

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 若狭路は、景色は良いがまた原発銀座でもあります。敦賀、美浜、大飯、高浜と発電所が並びます。加藤さんに「この辺りに別荘を建てて、釣りと野菜作りをし、愛犬と本があれば言うことないわ。どうですか」と振ったら、「原発が怖い。まだ山のほうがよい。」との返事。sakasa

それもそうだなと思う。

小浜にとって返し第二の昼食場所候補の、若狭フィシャーマンズワーフに行きました。2階がレストランで、海鮮丼となんとか膳を頼みましたが、景色は最高、目の前は蘇洞門巡りの遊覧船乗り場です。二人はビール付き、NPO君は運転手、我慢です。バスツァーのお昼はどちらにしようか。どちらも土産物売り場も大きく、これは値段の安いほうですね。お魚

 小浜は海の奈良と言われる位にお寺も多く、国宝や重文クラスの文化財を持つところも沢山あります。しかし、ガイドブックを見ても真宗のお寺が掲載される事はまずありません。これは致し方のないことであります。

もう一軒のお寺を探し当てて坊守さんに合う事が出来ました。お寺の行事と重ならなければ拝観大丈夫とのことで、日時が決まれば改めてお願いに上がることにしました。

今度は海岸沿いに小浜湾の東岸に向います。国道ではありますが岬にかかると、大型車通行不能と案内が出てきます。対向車が来ると大変、また集落の間はアップダウンのきつい道であります。
小浜湾
NPO君はここでガソリンを入れなければと思いつつ、小浜市街で忘れた事に気がつきました。スタンドのない道をガソリンの残量を気にしながら走るのは、気持ちの良いものではありません。同乗の二人には大騒ぎをしてご迷惑をかけました。(続く)

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若狭小浜へ①
 10月25日(火)天気良し。先日から江野さんがNPO君に「いつ休みか、バス旅行の下見に行こう」と誘いに来ていたので、加藤さんを誘って三人で出かけることにした。

行く先は小浜である。
小浜

 円満の会「歴史探訪委員会」のバスツァー「蓮如さんの足跡を訪ねてパートⅦ」の下見で、来年5月実施予定です。まだ先のことと暢気に構えていたので、いささか早いとは思ったが言ってくれる内が花で、即実行であります。なぜ小浜かと言うと、10月初めの「円満の会打上げ会」で江野さんが「来年は小浜」と宣言したからです。 

 江野さんの蓮如さん狂いは相当なもので、詳しいのはもちろん、御影道中の供奉人を務め、京都~吉崎を何度も往復されています。

 加藤さん は有名なホタル狂いで、ホタルやギフチョウを通し子供たちに自然の大切さを説いている。先日もその活動をローターリークラブが表彰しました。ではNPO君は何に狂えばよいのでしょうか。日記狂いにしておきましょうか。
小浜
 
 敦賀ICを下り、国道27号線を小浜・高浜方面をひたすら目指します。今日はドライブ日和です。小浜に入ると昼食場所候補のドライブインに寄り、団体の受け入れ確認とパンフレットを貰って出ました。
 
 江野さん調査の高浜町のお寺に何とか着きましたが、団体(90名)で寄るには少し無理で、見学先からはずします。やっぱり実際に来て見ることが大事です。
(続く)
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 祖廟 大谷祖廟 と本山(東本願寺 )の納骨はどう違うのか、実のところNPO君にはよく分らない。しかし親鸞聖人の御廟の傍らでゆっくり眠りたいと言う気持ちも分らないではない。そうして何万人・何十万人の人が納骨をしているのだろう。


 本山の納骨は、御影堂の親鸞聖人の御真影須弥壇に納める わけで、本山護持のために貢献された方に対する栄誉であったようです。後に一般にも開放され、相続講員として納骨を受けるようになったもののようです。どちらが良いとか、上だとか言うものでもないと思います。
祖廟

 祖廟を出て円山公園 から知恩院 へ、青蓮院 前を廻って一澤帆布店 へ向った。嫁がいつも京都に来るたび寄るところで、東山知恩院前上ガルにあります。テント地を使用したバッグや袋物、帽子などが並んでいます。店の前はすごい人だかりで、こんな満員の所で買い物して「何が嬉しいのか」と思ってしまいます。買い物の嫁を店の前で待っていると、同類も沢山います。またいろんな人間観察も出来て退屈はしません。
 
帆船

予定より早いが、雨でもあるし近くのバス停から市バスで京都駅に向った。15時20分発のサンダーバードに乗る事にした。京都駅で土産を買い一回り、すっかり変わって学生時代の面影はない。早い目に並んだので自由席でも座って帰る事が出来た。
 帆船
小松に着いたら、雨は上がっていた。「菊」を散歩に連れて行かなくては。一日放りっぱなしで怒っているに違いない。

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東本願寺は何度も来ているのに、この渉成園(枳殻邸)だけはスッポリ抜けている。雨は止まず、門前町を通り抜け、渉成園の受付へ向った。傘をもう一本貸して貰い、雨のお庭もなかなかの風情と広い園内を見て回りました。きこくてい
 
平安初期の嵯峨天皇の皇子源融の六条河原院苑池の遺跡と伝えられている。徳川家光によりその遺跡の一部を含む現在の地が寄進され、1653年第13代宣如上人の願いにより、石川丈山が作庭したといわれています。
 きこくてい2

桜と楓が目立ったので、天気の良いその季節に是非また来たいものです。街中に、よくぞ広大な苑池を残してくれたと感謝したい。

 七条烏丸バス停から京都バス大原行きに乗り、四条河原町まで行った。高島屋や阪急デパート、新京極や錦市場、涙が出るほど懐かしい。

 昼食はちょっと豪華に、阪急の7階にある美濃吉で松茸ご膳を頂きました。娘も連れてくれば良かったと思ったが、たまには夫婦だけでおいしいものを食べてもいいですよね。

 四条通りをアーケード沿いに東へ、八坂神社を目指します。街は昔と変わっています。ぶらぶら歩きには丁度よい距離です。八坂神社から円山公園へ、南側に抜けると東大谷の参道があります。ここが目指す大谷祖廟です。
八坂神社

 円山公園は何度も来ているし、近くの長楽寺も来ているのにここだけは抜けている。境内を一回りし、祖廟にお参りし、事務所で納骨の受付を見てきた。沢山の人で各地の方言が飛び交っていた。

 さて、本山納骨と祖廟の納骨とどう違うのだろう。(続く)
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 NPO君は10月3日の朝市を終え、6日に今年の円満の会の打上げも済ませ一息ついた所です。お寺の職員でもありますから、16日から始まる報恩講の準備もありますが、久し振りに土曜日の休日となり、嫁と一緒に京都へ行く事にしました。

本山

 朝市の様子は、「スカッと念仏 」で是非ご覧下さい。10月は加越酒造 さんの鏡割り、本光寺スタートの歴史探訪ウォークと盛りだくさんです。

 お寺にいますとよく聞かれるのが「本山納骨と大谷祖廟納骨とどう違うの」と言う質問であります。実は大谷祖廟へは行ったことがないので、資料を見ながら受付方法や場所を説明していても、もう一つピンと来ないのであります。それで一度行ってみよう、ついでに本山の工事の様子や渉成園を見てこよう、と言うのが目的でありました。
本山2

 急な話でしたのと、最近遠距離ドライブは嫌なNPO君でありまして、電車で行く事にしました。でも三連休の初日、サンダーバードは満員、自由席で京都まで立ったままで行きました。でも2時間弱、昔と比べればたいしたことはないですよ。
 
途中も雨、京都についても雨、ともかく本山にお参りして雨宿りできればと東本願寺に向いました。御影堂をすっぽりと仮設素屋根が覆い、目の前で見るその巨大さにびっくりしました。2011年に親鸞聖人七百五十回忌を迎えるため、両堂修復工事に入っている訳です。本光寺でも瓦懇志として相当な金額を拠出しています。
本山3

 雨も止まないけれど、濡れながら渉成園に向います。(続く)

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 普段は食いしん坊の「菊」を連れて、夕方近所を散歩する。仕事帰りにはしっぽを振って大歓迎してくれるので、可愛くてしょうがない。犬を飼う人は皆同じでしょう。

 休みの日などはたまにはサービスしてやろうと、少し遠出をしたりする。先日、嫁と休みが合ったので「菊」を連れて、一緒に憩いの森へ散歩に行った。「菊」を車に乗せて若杉側の駐車場に車を止め、そこからあちこち歩く事にした。
 ①合鴨の田んぼ ②道路わきのコスモス ③若杉堤の大改修 ④ポニー を紹介します。
 合鴨

①は以前にも紹介した、合鴨米を作る若本君の田んぼである。真ん中に池を作り、タヌキなどからの安全策を講じている。しかし、いずれ彼らは食肉にされるかと思うと可愛そうに思う。
 
②は堤への道路沿いに何年か前に植えたのが、毎年花を咲かせる。でも手入れがないせいか年々少なくなってゆく。風に吹かれてやさしく揺れるコスモスはいいものだ。
 コスモス

③は以前、町内で話が出ていた件で、水漏れがあるようで大改修している。いつの間に工事が始まったか知らなかった。水を抜いた時、ブラックバスの駆除のチャンスと言う人がいたが、どうなったのだろうか。知っている人がいたら教えて欲しい。
 若杉?

④はびっくりです。どなたが飼育しているのか。ポニーの牧場は優に500坪はありそうです。人懐こいポニーですが「菊」にははじめて見た怪物らしく盛んに吠えます。ポニー

 時々は遠出の散歩もしてみるものだ。「菊」よ、嫁よ、今日はこれくらいにして帰ろうか。
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18日、うちの嫁も一日報恩講の手伝いで、一緒に出勤しました。他のお寺さんの方の接待が役割で、3名ばかりで務めるようです。
 
日中(午前中)はお勤めの後、昨日に続き小野先生の法話で、いつもながら沢山の人であります。さすがに昨日みたいな事はなく、少し落ち着いた感じでした。
houonn1

私はギャラリーのほうに顔出しです。こちらも御斎が終った後、沢山の人が見にこられました。

 お逮夜(午後)からはお勤めの後、宮部先生の法話で4時過ぎまで続きます。引き続き5時から恒例の御伝鈔拝読があります。御伝鈔とは、本願寺三世覚如上人が書かれた「親鸞聖人伝絵」二巻から詞書だけを抜き出したもの。蝋燭の明かりの中、上下15段を4人の僧侶が交代で読み上げます。蝋燭を掲げてのお練で始まり、拝読が続き、厳粛な中皆さんじっと親鸞聖人の一代記に聞き入ります。機会があれば是非一度参加してください。
 houonn2
途中で受付を変わってもらい、NPO君も後半部分を一緒に聞かせて頂きました。7時過ぎに拝読終了です。その後宮部先生の法話があり、8時前に本日終了となりました。

 19日、ご満座のお勤めの後、宮部先生の法話があり11時30分ごろすべて終了です。すぐに片付けに入り、1時ごろには広間に世話役全員集合。住職の挨拶の後簡単に乾杯をして、解散となります。
houonn3

 長いようで短い4日間で、沢山の皆さんのお手伝いがあればこそで、終ってほっとしたのはNPO君ばかりではないと思います。但し、ギャラリーは22日(土)まで開館ですので、もう一頑張りです。(終わり)
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17日、本日がメイイベントで天気も良いし、各係も準備万端気合が入っているようです。NPO君は朝、出がけにバタバタしお寺に遅れて入りました。既に境内は車で一杯、駐車場係が走り回り会館ロビーは人で溢れていました。お勤め
 日中(午前)のお詣りが始まる9時30分には、本堂は人で一杯、今年増やしたお参り用椅子と座布団が非常に好評のようです。お勤めの後、人気の小野先生の法話が続きます。
 お昼は、皆さん楽しみにされている「オトキ」が始まります。精進料理の折、ご飯、小豆汁、かもりと油揚の煮物、漬物などがお膳に並びます。大広間で3回に分けて沢山の人に出します。準備の人も大変、食べる人も大変、これが出来るのも世話役のみなさんの協力の賜物、うちのお寺なればこそと思います。

 境内は、焼饅頭やたこ焼き、焼ソバの店も出ます。昨日からギャラリーでは寺宝展と円満の会の活動を写真で紹介する陀羅三昧展が開催されています。報恩講2


お逮夜(午後)のお勤め、今度は宮部先生の法話と続き、4時過ぎには2日目終了。すぐに会館二階ホールで落語海の準備、本日は午後7時からの開催で、「桂勢朝さん」と「雀喜さん」の高座です。

落語

 NPO君は準備後夕食を頂き、落語会が終わるまで報恩講受付をしましたので、残念ながら落語は楽しめませんでしたが、たくさんの方に笑って頂いたようです。9時過ぎに皆さんをお見送りして、本日はこれにて終了。(続く)

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真宗寺院の年間最大行事である報恩講が、10月16日から始まりました。今年は小松本折商店街振興組合、北国夢街道協議会主催の築山子供歌舞伎が16日に催され、山門前の特設舞台で一日3回公演でした。商店街の県道は歩行者天国になり、模擬店が出て終日賑わいました。
築山
 
仕事の合間に何回か覗きに行きましたが、オープニングセレモニーには元総理大臣を始め著名人が並び、うちの住職も皆さんと舞台に立ちました。何事にもセレモニーは必要であります。舞台も賑やかで見物客も沢山、子供たちも張り切って演じているようです。

 うちのお寺を使って、化粧や衣裳や準備を進めていましたので、その大変さをまじかで見ることが出来て、内側は大変だとつくづく思いました。
 
14日に衣裳や化粧道具が届き、早速子供たちが準備に掛かります。市役所と県庁へ表敬訪問だそうです。午後、小雨の中子供たちが出てゆきました。
築山2

 15日は、子供たちは待機、雨が続き町内お練りや、神社訪問は取りやめ、本光寺本堂にお参りし、記念写真を撮り、練習して終ったようです。そして16日を迎えました。
 
お寺のほうは16日午前設営、午後からお寺の世話役の追悼法要である酬恩講で報恩講が始まりました。引続き前坊守の三回忌、一楽先生の法話と続き、4時15分過ぎ初日が終了です。
 子供歌舞伎は、夕方から夜にかけライトアップで一段と舞台が映えたようです。(続く)
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準備